3年前の7月、東京ホームタウンプロジェクトの「1DAYチャレンジ」の支援を受けて、中庭を地域のためにどう活用できるか、プロボノのチームの皆さんと話し合い、様々なアイデアをいただきました。

詳しくは東京ホームタウンプロジェクトのホームページをご覧ください。

本日、「その後」のインタビュー調査のため津田塾大学総合政策学部の方たちがおいでくださいました。

私自身もあれから3年が経ったことを思い返しつつ、多くの変化と成果があったことを実感した良い機会でした。

一部になりますが、この3年の変化と成果をご紹介します。

  • 1、当時の「中庭活用プロジェクト」が、その後「地域貢献委員会」と名称を変更し常設の会議体になった。
  • 2、中庭の名前を職員に公募し、「エデン」と命名された。
  • 3、中庭「エデン」の植木等の手入れを定期的にしてくださるプロの方、シルバーの方、ボランティアの方などが見つかり、以前より格段に綺麗になった。
  • 4、年に4回ほど、施設全体での地域貢献イベントを開催するようになり、イベントによっては地域の福祉事業所の方たちと連携し、中庭で「オープンカフェ」を行うようになった。
  • 5、子どもたちにも気軽に遊びに来てもらえるように遊具、「ハンモック」と「ブランコ」を設置した。時々、学校帰りの小学生が宿題をやりに来たり、中庭の遊具で遊んでいったりする。
  • 6、中庭「エデン」のマップを作って配布・掲示し、近隣の人たちにアピール。時々、近隣の保育園の園児さんたちが散歩に寄ってくださったり、前の公園に遊びにきたママさんと子どもたちも遊びに寄ってくださる。
  • 7、梅を採ってジュースに、ビワをジャムに、夏野菜を育てたり、グリーンカーテンで日よけを作ったりと、デイサービスなどの利用者が中庭「エデン」を楽しみにしてくださる機会が増えた。利用前に見学でご案内すると、とても気に入ってくださり、それがきっかけで利用につながった方もいる。
  • 8、職員が中庭の価値を再認識し、地域の方たちに知ってもらいたい、利用してもらいたいという意識に変わった。
  • 9、ホームページのブログやフェイスブックなどのWEB・SNS、きんぐす便りやパンフレットなどの紙媒体、掲示板やブラックボードなど、さまざまな媒体を活用して、自分たちの活動などをアピールする機会が増えた。
  • 10、老朽化していたベンチだったが、プロボノでもお世話になった社協(ボランティアコーナー)の紹介で、地域のプロ「(株)光が丘美装」の方たちがボランティアで綺麗に塗りなおしてくださった。

その他まだまだあります。

練馬区から委託されている練馬キングス・ガーデンの地域包括支援センターは、2018年度より支所から本所となり、地域包括ケアシステムの推進役としてますます期待される存在になってきています。

「8050問題」など、この地域にもさまざまな福祉的ニーズが顕在・潜在化していますが、「地域共生の拠点」の一つとなれるように、引き続き一歩ずつ歩みを進めていきたいと思います。

2019年7月18日 練馬キングス・ガーデン 施設長 中島真樹